弱くてどうしようもねぇ
泳ぎ方の知らない動物は水に放り込まれると必死に藻掻くらしい
そんな動物でさえ追い込まれれば必死に藻掻くらしい
でもここにいる20歳成人男性は藻掻くことさえ諦め、なにも生まれない自己嫌悪に浸り続けてしまうらしい
経済的にはもちろん、精神的にも、生活的にも自立できていない
クーラーさえまともにつけることができねぇ
近くにいる大切な人の存在を粗末にし、遠くにいる薄いつながりにばかり期待してさ
今まで「俺はなんでもできる。俺が道を踏み外す訳がない。」そう自負してきた
だけど今日漠然それは全くの偽りだったと思った。
本当の俺は小さくて弱くて、空っぽで脆くてなにも足りなくて、境界線に立った時歩くことさえ諦めてしまう本当に弱くて弱くてどうしようもない奴だったんだと。
胸張って故郷へ帰ると誓った3年弱前のあの頃の俺が今の俺をみたらどう思うんだろ
そんなことを思いながらそれでも懲りずに明日の俺に期待する俺が俺はちょっとだけ好きだ
そろそろしっかりせんと
2023/08/06